【2023年】マルタのキャンドルナイトに行ってみた バレッタからの行き方も解説

未分類

マルタには毎年、幻想的な夜を彩る「キャンドルナイト」があるのをご存知ですか?
2023年に初めて参加してきたので、感動の体験とともに、開催の由来やアクセス方法をレポートします!

キャンドルナイトとは?

毎年10月に年に1日のみ、ビルグ(Birgu)という街で開催されるイベントです。

街の通りが数千のろうそくの明かりが灯され、温かな輝きで照らされます。魅力的で幻想的な雰囲気の中、豊かな文化遺産を祝うために音楽やダンス、伝統的な民俗パフォーマンスから、おいしいストリートフードまで、さまざまなコンテンツが楽しめるお祭りです

👉キャンドルナイト公式Facebookページ

キャンドルナイトはなぜ始まったの?

このイベントは、町の歴史的な美しさと静けさを讃えるためにスタートしました。特に電気のない時代を思い起こさせることで、地域の伝統や文化遺産を守る意識を高めることが目的です。

地元の人たちが手作業でキャンドルを並べ、ボランティアで町を装飾しているのも魅力のひとつ。観光客だけでなく地元の人々も集まり、世代を超えたコミュニティイベントとして根付いています🕯️✨

ビルグ(Birgu)ってどんな町?🇲🇹

✔ 三都市のひとつ

ビルグは、「Three Cities(スリーシティーズ)」と呼ばれる地域のひとつで、他の2つはセングレア(Senglea)とコスピークワ(Cospicua)。これらはすべて、グランドハーバーに面して並ぶ歴史ある町です。

✔ 英語では「Vittoriosa(ヴィットリオーザ)」とも呼ばれる

「ビルグ」はマルタ語名で、英語ではVittoriosa(ヴィットリオーザ)とも呼ばれています。これは1565年のオスマン帝国との「大包囲戦」で勝利(Victory)を収めたことにちなんで名付けられました。

✔ 歴史的建造物の宝庫

  • 聖アンジェロ砦(Fort St. Angelo)
    → ビルグを象徴する要塞で、港を見下ろす絶景ポイント。
  • インクイジターズ・パレス(Inquisitor’s Palace)
    → ヨーロッパで数少ない、異端審問に使われた建物が残る場所。
  • 狭くて美しい路地
    → 石畳の小道、バルコニーのある家々、カラフルなドアなど、どこを切り取っても絵になる景観!

✔ 静かでローカル感が残る町

観光地化が進むバレッタと比べて、落ち着いた雰囲気が魅力。地元の人が穏やかに暮らす生活感と、歴史的な空気が混じり合った、とても味わい深いエリアです。

さっそく行ってみよ~

ビルグ キャンドルナイトへの行き方

ビルグへはバレッタから出ているフェリーで行くことができます。

バレッタからの船乗り場

ビルグへ行くフェリー乗り場は、スリーマ/バレッタ間を結ぶ船乗り場とは真反対側にあります。

スリーマ/バレッタ間の乗り場からは歩いて20分ほどかかります。階段や坂道も多いので、計画の際はその辺りも考慮してください。

チケットの買い方

Tallinja Card(タリンニャカード)を持っている人はそのまま、現金で購入もできます。

(カードはダメと言われた記憶があるので、小銭を持って行った方が良いかも。)

通常料金

片道:2ユーロ

往復:3.8ユーロ

ナイト料金(19:30以降)

片道:2.5ユーロ

往復:4.2ユーロ

帰りも確実に船に乗ることがわかっている場合は、往復券を買うことをオススメします。

(※レシートがチケットになっている簡易的なものなので、無くさないように)

オススメの時間帯

増便されていますが、年に一度なお祭りなこともあってもちろん混雑します🥵

暗くなってからビルグに向かうのではなく、18:00頃バレッタを離れるくらいの感じで行くとそれほど待たずにすみます。

何より、夕暮れ時の海風にあたりながら船の上は、とっっても気持ち良い~

船に揺られることおよそ15分。いよいよ到着!

壮大で歴史的なマルタの建築群にどんどん近付いていき、到着の汽笛とともに、薄暗い空の中を鳥が飛び交う瞬間は、まるで映画のワンシーンのようです。初めて来た時は息を呑む美しさに感動しました。

この景色、2ユーロで見れていいのか?!?!?

いよいよ到着!キャンドルナイトの様子

入り口はいくつかあるのですが、今回は人の流れに沿ってメインゲートから入りました。

まるで中世ヨーロッパの街並み!雰囲気ある~

メインスクエアはフードエリアになっていて、マルタの有名なDelicataワイン含め、色んなローカルレストランが出店していました。屋台で定番のホットドッグや、ハンバーガーにパスタ、マルタ料理のウサギやカタツムリを売っているお店もありました。

マルタスイーツでお馴染みのイマレットも♡

そうこうしているうちにどんどん暗くなっていき、あたり一面がキャンドルで灯されてとても幻想的。

赤いライティングに、マルタの国旗が映えますね。

マルタの国旗にも入っている十字架マークも。

また、教会も一般開放されていて、無料で自由に出入りできます。聖歌隊が歌っていてとても美しかったです。

こちらは帰りに対岸から撮った写真です。すっかり日が沈んだあとのライトアップされた街も、また夕暮れ時とは尖った美しさがあります。

まとめ🕯💛

マルタのキャンドルナイトは、単なるお祭りではなく、中世にタイムスリップしたような空間に没入できる、地域の歴史と人々の温かさが詰まった「光のイベント」でした。

幻想的な雰囲気と心がじんわり温まる空間…この体験は、マルタ旅行のハイライトの一つになるはず✨
10月にマルタを訪れる方は、ぜひチェックしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました